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Team MCT

ランニングチームレポート vol.16【呼気ガス測定編】

MCTを習慣的に摂っているランナーの「脂質代謝」はどうなっているのか?!

フルマラソン完走に消費されるエネルギー量は約2,500kcal。体内に蓄積できる糖質は多い人で2,000kcal、一般的には1800kcalと消費量に対して不足しており、レース後半エネルギーが枯渇すると失速を招きます。その際「脂質」をエネルギーとして使用できると、その分、糖を節約でき、最後まで走り続けることができます。実際どのくらい効率的にエネルギーを使えるのか、MCTを継続的に摂取しているランナー2名が、強度に応じて糖質と脂質の消費カロリーを算出できる「呼気ガス測定」で計測。測定結果を矢田夕子コーチに解説していただきました。

阿部明美さん(50歳)
走歴:25年
フルマラソン自己ベスト:3時間6分56秒 (大阪国際女子マラソン2021)

2年前から朝ランの際、朝食代わりにMCTを摂取。MCTを摂取すると長く走っていても途中で糖分が欲しくならず30㎞走も最後までやり切れる。

嘉松孝友さん(53歳)
走歴:10年
フルマラソン自己ベスト:3時間16分24秒(つくばマラソン2025)

MCTを摂り始めてから挑んだマラソンでは後半もイーブンで粘ることができ自己ベスト更新。秋に出場した110㎞レースでもエネルギー切れを起こさず走り切れると実感。

解説いただいたのは…

トレーナー・ランニングコーチ 矢田夕子さん

元実業団ランナーで、現在はトレイルレース、ウルトラマラソンのトップ選手。UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)準優勝、野辺山高原100kmウルトラマラソン優勝などの戦績を持ち、MCTオイルを使った「ファットアダプテーション」の実践者であり指導者である。パーソナルプログラムジム「TREAT」では脂質代謝と糖質代謝が分かる呼気ガス測定を行うなど、科学的なアプローチでランナーのパフォーマンス向上をサポートしている。

MCTの継続摂取で安定して脂肪を燃やせるカラダに!

矢田さんの解説

阿部さんは習慣的にMCTを摂っていらっしゃるだけあって、1分間あたりの脂質酸化量が最大0.6gであり、AT値付近まで安定して高い数値が維持されています。脂質が優位になっているため、通常は糖質消費100%に切り替わるAT値でも脂肪が燃えており、その分、エネルギー源である糖質がキープされるので30㎞の壁も感じづらいでしょう。脂質の代謝量はまだ伸びしろがあると思うので、MCTは引き続き摂っていただきたいです。

阿部さんのコメント

MCTを摂取するようになってから、たくさん食べなくても30㎞走を最後まで走り切れるようになり驚いていました。今回の測定結果から脂質が燃えているからだとわかりすごく嬉しいです。いまは故障していますが、治ったらMCTと組み合わせて質のいい練習を重ね、3時間7分を切れるようベストバランスで走っていきたいです。脂質代謝もまだ伸ばせるということなので、今後も継続してMCTを摂っていきたいと思います。


レースペースでも脂肪を代謝し糖を節約!

矢田さんの解説

脂質代謝は、トレーニングとMCT摂取を組み合わせることでより上がります。嘉松さんの場合、秋まではMCTを摂りながらトレランレースに向けてマラソンより遅いペースで走られていたので、脂質の消費量が高くなっています。マラソンでは、糖質も脂質も使えるハイブリッドが一番いいのですが、嘉松さんはマラソンペースに近いAT値でも両方が燃えており、つくばマラソンがイーブンで押せたのはデータ通りの結果です。

嘉松さんのコメント

私はマラソンとトレイル両方を走りますが、代謝のバランスに関しては初めて言われて、なるほどと思うことが多かったです。マラソンは4:30/㎞くらいが無理なく最後まで走り切れるペースということだったので、次は勝田全国マラソンで3時間15分を切りたいです。MCTを摂り続け、春以降はトレイルレースに向け、より脂質を上手く使えるよう身体を切り替えていきたいと思います。

※年齢・走歴・自己ベストは2025年12月時点の情報です。